楽器について/大正琴・文化箏振興会 森ん子の会

大正琴・文化箏振興会 森ん子の会

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大正琴

■大正琴ってどんな楽器?

名古屋出身の森田五郎が当時日本で人気の高かった邦楽器(二弦琴)を基本に、タイプライターのボタン装置で弦のツボを押さえ音階を刻む仕組みを発明。大正元年に発売されたことから大正琴の名で一般庶民唯一の洋楽演奏楽器として親しまれ当時日本全国に大流行しました。
数字譜の1・2・3が西洋音階のド・レ・ミに対応し、数字が大正琴の音階ボタン上に付されているので 数字譜どおりにボタンを押して行くと自動的に旋律が奏でられる仕組みになっています。このことは、五線譜に馴染みの薄い当時の人々にとって大きな魅力であったようです。
現在、従来のアコースティック大正琴からエレキ大正琴・電子大正琴、また音域別の大正琴まで進化をとげ、ジャンルを問わず様々な楽曲が演奏されています。

■どうやって音を出すの?

楽譜に書かれた数字どおりに左指で数字の記された音階ボタンを押えながら右手に持ったピックで全ての旋律弦を同時に弾いて音をだします。
楽譜の数字と同じ数字のボタンを押さえるだけなので楽器の経験が無い方もも五線譜が全く読めない方も触ったその日から簡単な曲を弾けるので、すぐに演奏する喜び・楽しみを感じることができます。
他の奏法としては「ハジキ」「スクイ」「トレモロ」などがあり、上達によっていろいろな奏法を用いて強弱や曲想をつけ演奏の幅を広げることが可能です。

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文化箏

■文化箏って何?

文化箏とは、耳慣れない楽器ですが、日本の伝統楽器をより身近に触れてもらうために、従来のお箏を約半分のサイズにコンパクト化したもので、10年ほど前に誕生しました。
手軽に持ち運べるため、子どもから年長者まで幅広い年齢層の方が地域の文化活動に積極的に参加しています。また若年層と年長者が同じ教室で学びますので、文化箏を通じて世代を超えた交流が行えるという利点もあります。

■どうやって音を出すの?

弾き方も筝の形状(長さ以外)も、従来の本筝と変わりはありません。
右手の親指・人差し指・中指それぞれに爪(主に角爪を使用)をはめ、親指の爪を弦に対して斜めに当て 向こう側の弦に爪を当てるように弾きます。
基本的には親指でメロディーを奏で、人差し指や中指はメロディー以外にも筝特有の技法を用いるときに使うことがあります。
楽譜が横書きの数字譜となっており、筝の全13弦に1〜10弦、また11〜13弦には斗(11) 為(12) 巾(13)とそれぞれ名前が付いているので楽譜と照らし合わせながら弾きます。
まずは「さくら さくら」…♪で基本的な爪の使い方や音の出し方を学びますが、数字譜ですので五線譜が読めない方・苦手な方にでも簡単に音が出せ、触れたその日に弾く楽しさを味わっていただけます。

文化箏